明日から正社員に戻ります。
2時間ぐらい帰宅が遅くなる予定です。
「明治反骨中将一代記」という本を、たまたま覗いた古書店で買いました。
作者は観樹将軍こと三浦梧郎。
この本にちょっとおもしろい逸話が載っていたので、多少の脚色を加えつつ、ご紹介させて頂きますね。
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明治初年の正月三日。
黒田清隆が木戸さんのお屋敷に年賀の挨拶にやってきた。
黒田清隆と言えば、酔った勢いで妻を切り殺すほどの大酒乱。
最初は機嫌よく酒を酌み交わしていたものの、飲むほどにだんだんと眼が据わってきた。
「黒田さん、もう、よした方が…」
危険予知能力の高い木戸さんの言葉にも耳を貸さず、一人で浴びるほど酒を飲み、飲んだ果てに暴れだしたから、さあ大変。
徳利が飛ぶ、皿が割れる。
青ざめる書生たちや悲鳴をあげる女たちを別室に下がらせた木戸さんは、一人座敷に残って黒田さんを懸命になだめにかかった。
けれども狂人と化した黒田さんは、おとなしくなるどころか、眼を血走らせて木戸さんに襲い掛かった。
<万事休す!>
となったのは、黒田さんの方でした。
今は新政府の高官でも、かつては練兵館の塾頭だった桂さん、突進してくる黒田さんをガっと押さえるなり、ものの見事に投げつけた。
「どうだ、まいったか!」
巨漢の黒田さんに跨った木戸さんはいつになく楽しそう。
「ま、ま、まいった!」
両手で首を締められた黒田さんは、一気に酔いが覚めてしまった。
現実に戻った黒田さんが、真っ青になって、ぺこぺこ謝ると、涼しく笑った木戸さんは、すっと黒田さんの首から手を放し、駕籠に載せて送り返したのだという。
木戸さん、かっこいい!
このことによって、黒田さんが桂さんに頭が上がらなかったのは、言うまでもありません。
2時間ぐらい帰宅が遅くなる予定です。
「明治反骨中将一代記」という本を、たまたま覗いた古書店で買いました。
作者は観樹将軍こと三浦梧郎。
この本にちょっとおもしろい逸話が載っていたので、多少の脚色を加えつつ、ご紹介させて頂きますね。
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明治初年の正月三日。
黒田清隆が木戸さんのお屋敷に年賀の挨拶にやってきた。
黒田清隆と言えば、酔った勢いで妻を切り殺すほどの大酒乱。
最初は機嫌よく酒を酌み交わしていたものの、飲むほどにだんだんと眼が据わってきた。
「黒田さん、もう、よした方が…」
危険予知能力の高い木戸さんの言葉にも耳を貸さず、一人で浴びるほど酒を飲み、飲んだ果てに暴れだしたから、さあ大変。
徳利が飛ぶ、皿が割れる。
青ざめる書生たちや悲鳴をあげる女たちを別室に下がらせた木戸さんは、一人座敷に残って黒田さんを懸命になだめにかかった。
けれども狂人と化した黒田さんは、おとなしくなるどころか、眼を血走らせて木戸さんに襲い掛かった。
<万事休す!>
となったのは、黒田さんの方でした。
今は新政府の高官でも、かつては練兵館の塾頭だった桂さん、突進してくる黒田さんをガっと押さえるなり、ものの見事に投げつけた。
「どうだ、まいったか!」
巨漢の黒田さんに跨った木戸さんはいつになく楽しそう。
「ま、ま、まいった!」
両手で首を締められた黒田さんは、一気に酔いが覚めてしまった。
現実に戻った黒田さんが、真っ青になって、ぺこぺこ謝ると、涼しく笑った木戸さんは、すっと黒田さんの首から手を放し、駕籠に載せて送り返したのだという。
木戸さん、かっこいい!
このことによって、黒田さんが桂さんに頭が上がらなかったのは、言うまでもありません。